渡米期間:2016年9月23日~10月1日 爲金義勝
9月24日(土) 午前11時にAnnシーバース氏の車で、セントジョセフ大学美術館に移動する。昼食後、午後1時よりデモンストレーション開始。持参した葛飾北斎版木「神奈川沖の浪裏」墨版を刷るところから始まり、爲金作品「精霊」6版の刷り工程を見せる。大学構内であったが、一般来場者を対象としたデモンストレーション。この企画の推進者の秀友画廊・浅野恵巳氏、また企画協力者のアリソン・トールマン氏も来場。来場者数約40~50名で、質問の内容からすると美術関係者が多数を占めていたように思われる。北斎版木 を来場者にバレンで刷ってもらうという体験が喜ばれた。午後3時過ぎ終了。
9月27日(火) ホテルをチェックアウト後、車でルーミス・チャフィースクール(LoomisChaffee School,コネティカット州)へ移動。ここはプライベートスクール(私立高校)だが、大学並みの施設を持つ名門で、美術教諭Mark Zunino氏(版画作家)からの要望で、前述と同内容のデモンストレーションを実施。対象は美術選択をした学生約25名。12時40分~14時まで。
9月29日(木) シーバース氏の車でマサチューセッツ州ノーザンプトンのスミス大学(Smith College)へ。美術学部主任ドワイト・ポーグ氏と翌日の打ち合わせ、デモンストレーションのためのセッティング。ホテル、Autumn Innに投宿後、隣町のビール工場食堂にてポーグ氏、リズ・チャルフィン氏、アニー・ビセット氏(いずれも版画作家)、シーバース氏と打ち合わせを兼ねた会食。
9月30日(金) 朝9時半からデモンストレーション開始。対象は美術学部の教授陣と学生、および一般来場者あわせて約25名。ハートフォードから本郷夫妻と日本人会の方々数名も来場。ここでは、刷りのデモンストレーション終了後、学生対象のワークショップを実施。日本から持参した版木・越前和紙を使い木版画の制作指導も実施しました。前述のアニー・ビセット教授から「かつて見たこともないほど素晴らしいデモンストレーションであった」との賛辞があった。正午ごろ終了。
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