2016年10月18日火曜日

アメリカ、SaintJoseph大学美術館で企画された日本現代版画展「HANGA NOW」に望んで


NYからピーターパンのバスで3時間余り、マサチューセッツ州コネチカットのハートフォードにSaint Joseph大学がある。
  9/22から3ヶ月HANGA  NOW というタイトルで、この美術館のキューレーターであるAnn Sieversによって日本の現代版画展が企画された。NYの小さな倉庫にある作品を9/12に大学がピックアップにきて、17点作品をお貸しすることとなった。そのための立会いと引渡しのため1週間NYに滞在して、一度東京に帰り再度渡米し大学のレセプションに参加するため旅程を組んだ。
レセプションンは22日に行われ、その後ディナーの招待があった。美術部も小さいスケールのものだったが、日本の現代版画は大きい作品は少なく、余り大きくないのがいいと思った。しかし緻密でコンポジションが美しく日本人にしか描けない世界である。
  Mr.トールマンの本や世界のアートフェアでよく外国のディーラーによって紹介されている作家の名前は知っていたので・・・
  ディナーはその美術館の2階で簡単な食事であったが、テーブルにはそれぞれ7人の名前があった。私の隣にはこの学校の副学長と学長が座り、2人とも女性であった。
  ハートフォードのジャパンソサエティのプレジデントである本郷夫妻が左となりにおられ、私のつたない英語の会話を助けてくださった。大学のキャンパスは広いのに何も目印がないので、大きな彫刻があると目印になってよいと思いそのことを話した。こんなに立派なキャンパスなのに、本当に残念だと話すと学長も同じ思いを持っておられ、美術館のディレクターに話すようにと言われた。日本の狭い大学ではなく、こんなに広い大学にこそモニュメンタルな彫刻はあるべきと改めて思った。
  展覧会は3ヶ月、12/18迄続き、版画家の為金氏がワークショップを3回することをこころよく引き受けてくださった。
日本では行き場を失ったような版画家たちの作品が今この大学で誇らしく堂々と人々の賞賛に支えられ展示されているのをみて、多くの来館者があるといいと思い紹介することにした。
インターネットで展覧会の紹介がされています。
 

 

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