2016年5月13日金曜日

ミスターグリアー


 ニューヨークにいくといつも会いたくなる人、グリアーさん。
1924年生まれだから今年92歳になるソーホに住むデイラーだ。夫人はアーテイスト。何歳か知らないがお互いにいい感じでくらしている。電話して約束の日に訪ねると紅茶と彼が作ったケーキを出してくれる。日本のバブル期、彼に橋渡しをしていた日本人のデイラーと組んで沢山の作品を日本に売りこんだという。上手くビジネスチャンスを捉えて、、、その時代を私も知っているけれど主に美術館に購入してもらうことが多く、扱った版画作品は古典から現代までとなると多岐にわたり、リサーチに時間がかかり文献を揃えたり、バブル期は面白いけれど、私にとりハードな経験だった。しかし今も昔の知り合いと時々会うことができるのは楽しい。